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目次
基板の故障で起動が出来なくなる事があります。
基板に一時的に負荷がかかったりすると発生します。
動画を見ながらマルチタスクなどをして発生するケースが多いです。
部品の故障の場合は充電のドッグ(充電器を差し込む箇所の部品)の故障や
バッテリーの故障が疑われます。
その他にも画面の故障で起動不良を起こす場合もあります。
全体的な電流や基板の部分的な電流の測定を行い
大まかな破損の有無を判断していきます。
異常がある場合はサーモグラフィカメラで発熱箇所の確認や
更に細かく電流測定をして故障箇所を特定していきます。
基板に異常が無い場合は部品の確認になっていきます。
確認の方法は経験から可能性の高い部品を仮組してテストを繰り返します。
起動不良の場合は充電のドッグやバッテリー、画面などを仮組して故障部品を特定します。
今回は充電のドッグの故障でした。
水分や埃など異物がある状態で充電したり
急速充電など充電時に不可がかかると壊れやすい部品です。
毎日充電器を差し込むので摩耗して故障するケースもあります。
接着剤が付いていますので画面を温めてから吸盤で持ち上げて画面を外していきます。
充電ドッグを仮組でコネクターのみ取り付けて
画面を取り付け起動させて取り付ける部品が正常化を検査します。
画面、基板を取り外してから故障している充電ドッグを取り外します。
新しい部品を取り付け、基板、画面を取り付けて組み上げます。
組みあがったら動作の確認を行います。
充電ドッグは充電だけではなく、スピーカーやマイク
バイブにも影響する部品なので影響する動作から影響しない動作まで
全体的な動作の確認を行い充電も10分以上行い異常が無いことを確認します。
修理機種:iphone12
故障内容:起動不良
修理内容:充電ドッグ交換
作業時間:60分
iPhone12の充電不良でお困りでしたらお気軽にご相談下さい。